そして、1973年に愛知県田原市の街道沿いにコルゲートチューブのショールーム「望遠鏡」(下の写真)を完成させた。「川合健二」とは、「丹下健三」が設計した建物の「設備設計」を担当して活躍したエンジニアである。このドラム缶のような家は、自給自足の生活を送るために造られた。
そして、1975年には、愛知県の北東部の山中にクライアントである榎本の別荘「幻庵」(下の写真)を完成させた。クライアントの榎本とは、「川合邸」に通っているときに知り合ったようである。
1984年には、今までのコルゲートハウスではない建物を、静岡県松崎町に完成させた。それが、「伊豆の長八美術館」(下の写真)である。
1986年には、コルゲートハウス「開拓者の家」(下の写真)が長野県菅平に完成した。
この建物のクライアント「正橋孝一」が、自ら12年の歳月を掛けた造った「セルフビルド」の建物である。この建物が、12年前にクライアントと一緒に考えて設計したということは、「幻庵」と同じころの作品となる。
1994年に、宮城県・気仙沼市に計画した「リアス・アーク美術館」(下の写真)が完成した。しかし、この美術館も、2011年3月11日の「東日本大震災」によって大きな被害にあって、一時閉鎖されたが、2014年7月に一部開館し、2015年の4月3日からフルオープンした。そして、今年度より「東日本大震災の記録と津波の災害史」を常設展示することになった。
彼の研究テーマであるオープン・テクノロジー(開放系技術)でつくられた住宅を「オープンテック・ハウス」と呼んでいて、その第一号の住宅が「世田谷村」である。
2002年には、神奈川県・川崎市に造った保育園「星の子愛児園」(下の写真)が完成した。
クライアントから「星の王子様のサン・テジュクペリ」と「ル・コルビュジェ」を融合させてと言われて造った保育園である。
最上部にあるのは、象を飲み込んだうわばみ(サン・テジュクペリ)をイメージしているようである。
この「星の子愛児園」は、その後前の部分に増築を行っている。(下の写真)
2002年には、神奈川県・川崎市に造った保育園「星の子愛児園」(下の写真)が完成した。
クライアントから「星の王子様のサン・テジュクペリ」と「ル・コルビュジェ」を融合させてと言われて造った保育園である。
最上部にあるのは、象を飲み込んだうわばみ(サン・テジュクペリ)をイメージしているようである。
(敬称は、省略)
☆参考
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